2026.04.24
【Gallery Talk】4.29(水・祝)15:00《IN MY ROOM REVISITED》鷹野隆大x小林紗由里
25日から開催される写真展《IN MY ROOM REVISITED》をギャラリートークとして、写真家・鷹野隆大さん と、東京国立近代美術館研究員 小林紗由里さんによる対談イベント開催します。
鷹野さんは、セクシュアリティや身体をめぐる表象に正面から向き合い、日本の現代写真において独自の位置を築いてきた作家です。親密な関係性や他者との距離をめぐる実践は国内外で評価されており、近年はニューヨークのICP(International Center of Photography)でのトーク「Living Through the Ordinary」に参加。親密さや日常をめぐる議論の中で、その実践が強い反響を呼びました。
一方、小林さんは、写真史研究および展覧会実践を通じて、写真がいかに制度化され、特定の主体や視点を前提として語られてきたのかを検証しています。とりわけ、「女性写真家の不在」をめぐる議論の再考に見られるように、歴史の記述に内在する偏りや選別のプロセスに目を向け、何が可視化され、何が排除されてきたのかを問い直してきました。
本トークでは、身体と欲望として現れるイメージと、それがどのように歴史化され、制度の中で位置づけられてきたのかという問題を往復しながら、作品と歴史、実践と制度が交差する地点から、写真というメディウムの現在地を探ります。
皆さまのご来店お待ちしております。
■書誌情報
『IN MY ROOM REVISITED』
2026年3月発行 / 著者:鷹野隆大 / ブックデザイン:橋詰冬樹 / 発行所:YAMADA Book Publishing / サイズ:縦282㎜×横210㎜ / 仕様:糸かがり上製本 / 頁数:144頁 / 印刷:株式会社 山田写真製版所 / 製本:新日本紙工株式会社 / 協力:斉藤篤(roshin books)
販売価格:8,000円+税
2005年に蒼穹舎より刊行された作品『IN MY ROOM』の再編集版。
■イベント概要
鷹野隆大写真展《IN MY ROOM REVISITED》ギャラリートーク
鷹野隆大x小林紗由里(東京国立近代美術館)
4月29日(水・祝)15:00~
入場:ワンドリンク制
■会場:
NONLECTURE books/arts
営業時間:11:00–21:00
東京都渋谷区宇田川町16-9 渋谷ゼロゲートビルB1F
03-6455-1377
プロフィール
鷹野隆大
1963年生まれ。女か男か、同性愛か異性愛かといった二項対立の狭間にある曖昧なものの可視化を試みた写真集『IN MY ROOM』で第31回木村伊兵衛写真賞受賞(2006年)。主な個展に『毎日写真1999-2021』(国立国際美術館、2021年)、『カスババ ―この日常を生きのびるためにー』(東京都写真美術館、2025年)等。2022年、第72回芸術選奨・文部科学大臣賞受賞(美術部門)、第38回写真の町東川賞国内作家賞受賞。
小林紗由里
東京国立近代美術館 研究員
1993年、東京生まれ。東京大学大学院総合文化研究科修士課程修了。東京大学大学院総合文化研究科博士後期課程在籍。論文に「女性写真家の不在をめぐって─『New Japanese Photography』展における議論の再考」(『東京国立近代美術館研究紀要』第27号、東京国立近代美術館、2023年)など。担当展覧会に「中平卓馬 火―氾濫」(副担当、東京国立近代美術館、2024年)、「コレクション展小企画 フェミニズムと映像表現」(共同キュレーション、東京国立近代美術館、2024年)などがある。



